念ずれば通ず

 新年 明けましておめでとうございます。本年も昨年同様、よろしくお願い申し上げます。
年の初めには、それぞれ目標を立て、その思いを親しい人に宣言する方も多いと思います。今年はどのような目標を立てたましたか。

「イメージできないものは実現しない」という言葉があります。目標を達成している自分をイメージできなければ目標は達成できない、ということでしょうか。成功している自分を想像することは重要なのですね。目標を成し遂げた自分のイメージが原動力となり、それに向けて行動が開始される訳です。念ずれば通ず、でしょうか。こんな自分でありたい、こんなことに挑戦したい、実現した自分の姿を具体的に想像してみてください。目標に向けた道筋が、より具体的に見えてくるかもしれません。

 

 昨年、大聖護国寺では多くの人に支えられ沢山の行事を催すことができました。桂昌院さまが寄進された三十六童子の修復事業の推進(継続中)、大本山護国寺への参拝、また本堂を会場とした音楽会・落語会など、檀信徒の皆さまの積極的な関わりにより実現できましたことを厚く感謝いたします。
三十六童子の修復では、昨年までに六童子がお戻りになりました。本堂内に於いて固定の場所が定まらず静かに鎮座する六童子お姿を見ていると、かつてはどのような空間で信仰されていたのか想いを巡らせずにはいられません。全ての修復にはまだ時間が必要ですが、お戻りになる場所を整えゆっくりとお帰りを待ちたいと思います。 

 

 念願の大本山護国寺参拝では、観音堂に於いて開帳法要の後、大聖護国寺第二十四世亮賢僧正・第二十五世賢廣僧正の墓参も実現することができ、大聖護国寺の積み重ねた歴史と桂昌院さまとの深いご縁を改めて感じる一時となりました。さらに重要文化財の月光殿に於いては、亮賢僧正、賢廣僧正、桂昌院さまの掛け軸を間近に拝見させて頂き、修養会の皆さまによる丁重なるお茶のご接待も受け、一同大変感激致した次第です。

 

 また、本堂を会場とした音楽会や落語会の催しには多くの方々に足を運んでいただき、本尊さまもさぞお喜びではないかと感じております。
もともと、お寺は地域信仰・文化の中心地であり発信する役割を担っておりました。かつての役割を取り戻すべく、大聖護国寺の具体的な姿を想像しつつ、今後も努力を重ねていきたいと思っております。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。