大聖護国寺

大聖護国寺 茶道部

 

 5月2日、今日は庭の緑も清々しく爽やかな五月晴れとなりました。 

 「おはようございます!」という元気な声とともに、本日の主役わんぱく三兄弟の登場です。 初めて袴を着けたお兄ちゃま、「今日一日サムライの気持ちでね」と申しますと「お腹がキュッと締まって気持ちが良い!」とご満悦。

 双子の弟くんたちは可愛らしい着流し姿です!「今日はようこそお越しくださいました。一日楽しんでくださいね。」「何もわかりませんのでよろしくお願いいたします。」という挨拶が交わされ、いよいよ懐石の始りです。 

 

 飯椀、汁椀、お向うの乗った折敷が運び出されます。飯椀、汁椀の蓋を同時に開けますよと申しますと、「ええっ?」とみんなびっくり!今日は子ども達が主役ですので通常のお茶事とは少し形を変えました。 

 ご飯は最初から少々多めです。お酒ももちろん出しません。まずご飯を一口、お汁を一口、その後はどうぞご自由に召し上がれということでいきなり本気モードで食べています。 そしてみなさんお汁替えもいたしました。 大人用の長い杉箸ですが三人ともおはしの使い方がとても上手です。次々に運ばれてくるお料理に目を輝かせて「美味しい!美味しい!」と食べてくれる子供たち。 

 

 煮物椀の「ひりょうずはどうやって作るんですか?」と真剣な表情で質問されました。大きなまん丸ハンバーグもペロリと平らげました! さて懐石も終わり次は「後座」お茶席に移ります。 お食事の時の和気あいあいとした雰囲気からお茶室に入った途端緊張の面持ちで膝も崩さずきちんと座っています。ところがお腹いっぱい食べ過ぎて大好きな「柏餅」が入りません・・・。 でもお茶はきちんと頂きました。 

 

 複雑な表情ではありましたが、「不味くはない」のだそうです。こうして約3時間にわたる「わんぱく三兄弟のお茶事」は終わりました。「お茶」「懐石」というと古いとかお年寄りのすること、というイメージがあるかもしれません。

 しかしながら子供たちにとっては初めて触れる新しい世界なのだと感じました。 

 「クールジャパン」という言葉が盛んに使われておりますが、その心というものは我々日本人のDNAの中にあり、伝統文化に触れることで覚醒していくような気がいたします。そしてその最先端に子供たちがいます。     

 

クレムリン茶会 大聖護国寺

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